nhdgen.exe 2002/12/08
[ファイル]
nhdgen.exe 実行プログラム
nhdgen.txt 説明書
nhdgen.c ソースコード
[何これ?]
PC98x1仕様のSCSIディスクやIDEディスクから吸い出した生
のハードディスクイメージをT98-Nextで使えるようにする
為に必要なヘッダを作成するツールです。
ハードディスクイメージにヘッダをつけてNHD形式にしてお
けばT98-Nextで直接認識できますし、DiskExplorerでも一
発で開けるようになり大変便利です。ビバ!
[使い方]
nhdgenには手動モードと自動モードの2種類の使い方があ
ります。これは実行時引数で選択します。
1.手動モード (既定)
ディスクパラメータを対話式にすべてユーザが入力します。
バイナリエディタで編集するのと変わりません(^^;。
2.自動モード [/auto]
ハードディスクイメージを洗い出してディスクパラメータ
を自動的に認識します。通常、この方法で見つかると思い
ます。
また、既定の動作では単にヘッダを出力するだけですが、
でディスクイメージと結合し、完全なNHDファイルを出力す
ることもできます。[/merge]
この組み合わせで引数は次の4通りになります。
1) nhdgen /auto /merge hdd.bin output.nhd
2) nhdgen /auto hdd.bin output.hed
3) nhdgen /merge hdd.bin output.nhd
4) nhdgen output.hed
( hdd.bin : ディスクイメージ
output.hed : ヘッダ出力ファイル
output.nhd : NHD出力ファイル )
[注意事項]
・自動モードについて
自動モードで行われる領域ブートブロックの検索は、内容
を512バイトずつ読み込み、それをブートブロックであると
仮定して適切な場所に"FAT12"、"FAT16"または"FAT32"の
シグネチャがあるかどうか調べることで行っています。
古いバージョンのDOSでフォーマットされている場合はこの
シグネチャが無い場合があり、その場合は自動認識するこ
とが出来ません。また、セクタサイズが512以外の時も駄目
なような気がします。
そのときは手動モードでがんばってみてください。尤もこ
れはバイナリエディタで編集するのと何ら変わりがありま
けど。。。
・吸い出しイメージを使ったT98-Nextでの起動について
PC98x1で利用していたイメージをBIOS無しで利用する場合、
エプソンチェックを解除する必要があるかもしれません。
またCPUアクセラレータや拡張EMSボードを使っていた人は
要注意です。config.sysから外しておきましょう。またHSB
なんかは「環境が違うよ∼」と言ってくること請け合いです。
ディスクキャッシュなんかはエミュレータ上では100%無意
味なので外しておくとメモリがある程度解放されます。
VMMなんとかやEMMなんたらも外した方が動作が高速化され
ます。どうもこの辺がマウスの認識を妨害する事もあるみ
たいです。BEEP音楽が変なのも。
以上、経験談でした(^^。
[利用条件・謝辞]
このプログラムはproject T98-Nextによって公開されてい
るNHD仕様を参考にして作成されました。
このプログラムはフリーソフトです。
誰でも自由に複製して利用することが出来ます。
コードの改造や転用についても制限ありません。
このプログラムは正常動作を意図して作られていますが、
このプログラムを利用したことによる損害について作者は
一切の責任を負いません。
nhdgen; Copyright 2002 junnno(N.Inoue)
[連絡先]
http://hp.vector.co.jp/authors/VA013937/